haveは「主語に付属している状況」すなわち「主語のところにある」という意味が原義となる。すなわち「所有する、持っている」という意味が生じる。「付属している」という状況はモノに限らず、お金や時間、感覚や空間という概念にまでおよぶ。
getは「何らかの過程を経て、ある状態に達する、手に入れる」という意味を表すが、haveはそのプロセスを通り越し、所有している状態にあることを示す点で異なる。
haveは「~させる」という意味としても使われる。その場合、S(主語)+have+O(目的語)+C(補語)のかたちをとる。「OがCという状況をもつようにする」「SがOをCの状況にする」ということから、依頼の意味を含んだ使役動詞として使われる。使役のなかでも
letは許可、
makeは強制、という意味となる。